独立した美容師さん

通っていた美容院の美容師さんが、独立して自分のお店を持った。

できたばかりのその店は、新しいのになぜか昔からその場所にあったような
馴染み方をしていた。でしゃばりすぎず控えめ、彼らしい城だった。

通常よりかなり若い年齢での独立、だけれど、彼の中ではすべての
タイミングが合っていたのだそう。

お客さんと1対1で向き合える、理想の環境を彼は7年前から思い描いて、
いつか店を持つときのために、気に入ったアンティークの家具などを
買い置いておいたそう(部屋せまいのに)。

そして、たいした宣伝もせずに、今までのお客さんと、ほんの一握りの
新しいお客さんと、接客上手なチワワちゃん(♀)と、ほのぼのした空間で
仕事を続けていければ、という。

「趣味ですから」

そういう彼の口調には、独立したことへの気負いなど感じられず、
普通に夢を叶えた人間の静かな満足
とでもいうような、ピースなフンイキが漂っていた。

半年に1回しか髪を切らないケチな客ですが、また通います。
(^人^)

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